ブランディングとは?わかりやすく簡単に解説10分でわかるデザイン制作会社のブランディング
ブランディングとは、「選ばれる理由」を形にすること
「ブランディングって、ロゴやデザインのことですよね?」そんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか。でも実は、ブランディングとは見た目の話ではありません。
本当の意味でのブランディングとは、「この人にお願いしたい」「この商品サービスは間違いない!」と価値を信用してもらい自然に売れていく状態をつくることです。
見た目を整えることも大事ですが、中身からしっかりと考えて形にすることがとても重要なことです。
見た目だけ整えたブランディングで、信頼を失った過去
私自身、かつては「見た目を整えること」がブランディングだと思っていました。プロのカメラマンに依頼して、きれいな写真を撮り、デザイナーにロゴやパンフレットをお願いしておしゃれに仕上げました。
でも、実際にお客様からいただいたのはこんな声でした。
「写真ではもっと高級感があると思ったのに、実際は普通でした」
「丁寧なサービスを期待していたけど、そっけなく感じた」
そのとき気づいたんです。「見た目」が作った期待と、実際の提供内容がかけ離れていたと。
お客様の頭の中には、「きれいで上質そうだから、きっと丁寧なサービスなんだろうな」というイメージが生まれていました。
でも、実際のサービスはそこまで高級志向ではなく、伝えたい価値との間にズレがあったのです。
そのズレこそが、不満やクレームを生んでいたのだと知りました。
ブランディングとは、事業全体をお客様目線で組み立てること
この経験から、私はブランディングの考え方を大きく変えました。
ブランディングとは、ビジネス全体を「誰に・どんな価値を・どう届けるか」の視点で整理することです。
価格設定、サービス内容、言葉づかい、購入や予約の流れ、広告の見せ方。すべてがつながって、お客様の信頼や印象を形づくります。
「選ばれる理由」は、見た目だけで作れるものではありません。
お客様が「こういう人から受けたい」「このサービスなら安心できそう」と思える材料を、あらゆるところにちりばめること。それこそが本当のブランディングだと思っています。
まずやるべきは「中身を整える」こと
ブランディングで最初にやるべきことは、あなたのビジネスが持っている「本当の価値」を、言葉で整理することです。
- どんな人の悩みを解決したいのか
- あなたのサービスを受けると、どんな良い変化があるのか
- 他の人と何が違うのか
これらがはっきりすると、あなたの「強み」や「魅力」が見えてきます。そして、その言葉に合わせて、写真やデザイン、発信のスタイルを決めていくのです。
写真・デザイン・言葉がそろうと、印象にブレがなくなる
「丁寧そう」「優しそう」「頼れそう」など、お客様があなたに感じる印象は、写真・デザイン・言葉の影響を大きく受けます。
だからこそ、どの場面でも伝わる印象が同じになるように整えることが大切です。
例えば、
- サイトでは高級感があるのに、実際はカジュアルな接客だった
- チラシは女性向けなのに、言葉づかいが固すぎた
- SNSでは優しい印象なのに、写真が暗くて近寄りがたい
こうしたズレがあると、お客様は不安になります。「なんか違うかも」と感じた瞬間に、離れてしまうのです。
印象のズレをなくし、信頼される事業になるためには、「どんなふうに見られたいか」と「実際にどう伝わっているか」を一致させることが重要です。

城岡プロモーションが取り組んだ、自社ブランディングのステップ
私は数年前に、自身をクライアントに見立て、ブランディングをゼロから見直しました。
その過程で使ったのが、私たちが日々クライアントに提供している「中身・見せ方・伝え方」の3ステップです。
1. 中身|経営の軸を明文化する(コンサルティング)
最初に取り組んだのは、自社の目的と役割を言語化すること。私たちが本当にやっているのは、デザインという作業ではありません。
クライアントの価値を言葉とカタチで整理し、「売れる仕組み」までを設計すること。
この考えを言語化し、打ち出した言葉が「デザインが経営を変える」というキャッチコピーです。ここから、私たちの本質がようやく伝わるようになりました。
2. 見せ方|価値が伝わるように整える(制作)
次に、Webサイト・提案資料・SNSのトーンなどを全面的に見直しました。以前は「すごそうに見せる」ことを重視していましたが、今は違います。
- 誰に
- どんな問題を
- どんなアプローチで解決するのか
を伝える構成にし、「この会社に頼むと、ここまで考えてくれるんだ」と想像できる見せ方へ変更しました。

3. 伝え方|印象が一致するよう整える(写真撮影)
ブランディングにおいて、写真は“言葉より先に伝わる印象”を決めます。以前は「洗練されたオフィス風のイメージ写真」ばかり使用していましたが、それでは「親しみ」や「実績」に基づく安心感は伝わりませんでした。
現在は、実際に現場でクライアントと関わる風景や、代表自身が話す姿、スタッフの写真など、「この人と話してみたい」と思える表情やシーンを撮影し使用しています。
これにより「堅そうな会社」→「リアルで信頼できそうな会社」へと、第一印象が変わりました。

「ブランディングも城岡さんにお願いしたい」という声が増えた
このように自社ブランディングを整えたことで、以前のように「何でも屋」に見られることはほぼなくなりました。そして現在、いただく相談の多くがこのようなものです。
- 「うちも“全部まとめて”お願いしたい」
- 「世界観じゃなくて、ちゃんと“売れる仕組み”を整えたい」
- 「広告より前に、まずブランド設計からやり直したい」
「何屋か分からない制作会社」だった頃と比べ、今はブランディングの核を頼られる存在へと変化できた実感があります。
ブランディングとは、見せ方ではなくあり方を整え価値を伝えること
城岡プロモーションが自ら実践してきたことで、今確信していることがあります。それは、ブランディングとは、経営そのものを整える手段だということ。
見た目のデザインだけでは、人は動きません。
理念や価値、仕組み、言葉、表情、空気感。
それらすべてが一貫して伝わって、はじめて「この会社にお願いしたい」と思ってもらえるのです。
「デザインが経営を変える」は、私たち自身が証明してきた言葉です
私たちは制作会社であり、経営コンサルタントでもあり、クリエーターでもあり、現場に寄り添うトータルブランディングパートナーです。
そのどれか一つでもなく、全てできるからこそ、本質的なブランドづくりをサポートできるという自負があります。
それが、城岡プロモーションの独自性であり、選ばれる理由です。
「伝わっていない気がする」
「想いと現実のズレを感じている」
そんな方は、まず一度、ブランディングとは何か?自社の価値とは何か?を見直すところから始めてみてください。
城岡プロモーション
代表 城岡崇宏

城岡 崇宏

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