制作チーム:萩原美夢

勤務歴:2022 年入社
・youtube用動画編集(premierpro)
・イラスト作成(Illustrator)
・グラフィックデザイン(Illustrator,Photoshop)
2児のママ


結婚・出産・コロナ。状況が変わる中で変化した気持ち、持ち続けた思い

結婚・出産・コロナ。状況が変わる中で変化した気持ち、持ち続けた思い

____絵を描き始めたきっかけは?

私、25歳で結婚して、26歳で出産したんです。

美大に通ってたのでもともと絵は描いてたんですが、 結婚・出産を機に絵を描くことから離れていました。

そんな中コロナが流行り始めたんですよね。

テレビで、世間では自粛生活への不満が多く、どこで発散していいのかもわからないみたいなのを見てた時にハッとしたんです。

「ああ、私の生活はそういう生活だった!そう言えば」って。

コロナで自粛生活と、今までの自分の生活って全く変わらなかったんですよね、私。

飲み会にも行かない。友達と遊びにも行かない。

外に出るのは子供たちと公園に行く、子供たちと海に行く、子供たちと森に行く、それぐらい。

この4年間ずっとそういう生活をしてたなって思ったときに、ちょっとどこかに出かけてみたいなってやっと思えたんです。

でもコロナだから行けない。だから絵を描き始めました。その時は現実逃避の絵でした。

____コロナが絵を描き始めるきっかけになったんですね

そうですね。でも描き始めたものの、思うように描く時間が取れなかったんです。

再開したのが下の子の妊娠中だったんですが、生まれてからは授乳と夜泣きでほとんど寝れない日が続いてました。

その中でも何とか絵を描く時間を作りたくて、子供たちが寝た後、朝の4時とかまで描くみたいなことをしてたんですよね。

それで身体壊しそうになってしまい、絵を描くのはしばらくお休みしてました。

____そうだったんですね。ではどのようにしてまた絵を描き始めたんですか?

コロナの影響で、子供を児童館や公園など人に会わせる場所に連れて行けなくなってしまい、友達や親戚以外の人に会わせることがなくなってしまったんですよね。

でも家でずっといるのも子供 のためによくないなぁって思い、保育園の一時保育の申込をしたんです。

そしたら、私が絵を描いてることを知ってた先生が、一時保育ではなく、普通保育として入園するように提案して下さったんです。

その先生が「絵を描くことを本格的に始めてみたら」って言って下さったのがきっかけです。

____それで絵を描く時間が取れるようになったんですね。

そうなんです。子供たちが保育園に行ってる間のひとりの時間に絵を描くようになりました。

意外とやってみたら「あ、自分の時間も空いた」「絵も描き続けたい」「海外とかにも出品してみたい」ってだんだん夢が膨らんできたんです。

お仕事としても、少しづつですが依頼を頂けるようになり、ポストカードを作ったり、オリジナルTシャツを作ったりしていました。

____お仕事としても順調だったんですか?

そうですね。でも壁にもぶつかりました。

お仕事の依頼とかで宮古島の方から「自分の家の壁画を描いてもらいたい」とか、東京の飲食店さんから「自分のお店を開きたいからそこに描いて下さい」っていうふうな依頼が来ることがあったんですが、そのお仕事を引き受けるとなると、長ければ制作期間1か月とかになっちゃうんですよね。

そうなると子供たちがいるから預けないといけない。でも預け先がない。

事情を説明して泣く泣くお断りしていました。

やりたくても出来ない。でも言い訳したくない。

やりたくても出来ない。


でも言い訳したくない。

____その当時はどんなことを考えてましたか?

人と比べたりしてましたね。

学校で教えてもらってた先輩も教えてた後輩も、友達とか他の方はもうCM作ってたりとかデザイナーとして活躍してたりしてたので、そういうのを見てたりすると、キャリアもあるし、自分で仕事としてやっていけるのもいいなって思ってました。

自分も同じようにやってみたいって思ってた傍ら、北海道でそういう仕事をするんだったら、苫小牧より札幌の方がいいのかもしれないとか、やっぱり東京へ戻りたいなって考えたり。

もし札幌まで通わないといけないとなると、夏はいいけど、冬はちょっと行けない可能性も出てくるなとか、電車も1時間に1本しかないんじゃキツイしとかって思ったり。

もう全てが言い訳みたいになって「あぁ、ヤダ」みたいになってました。

____どうやってそこから抜け出したんですか?

いえ、抜け出せずにずっとぐるぐるしてました。

いろいろどうしようかな、どうしようかなって何回も何回もやってましたね。

でもやりたいこともたくさん出てきてたんです。

自分のホームページも作りたいし、自分のギャラリーも作りたいし、友達みたいに印刷物とかも作ってみたい。

自分が描いてるところを動画で流したりもしてみたい。

「それだったら今のままじゃダメだ」「子供を言い訳にしちゃダメだ」と思ってもう一度求人探し始めたら、城岡プロモーションの求人を見つけたんですよ。

今まで何年も探してて見つからなかったのにポーンって。

いろんなことを手広くできる、やりたいことができるっていうのを見て、「飛び込んでみよう!」そう思ってすぐに申し込みました。

____在宅ワークでの求人だったんですね

いえ、在宅ワークは私からお願いしました。

この状況なんでコロナで子どもの保育園が休みになる可能性があるから毎日毎日は通えないと思ったし、主人からも家にいてほしいと言われてたので、社長と面接して、リモートでOKじゃなかったら、私の方からごめんなさいしようって思って面接に行ったんです。

で、社長にその話をしたら即答で「いいよ」って言ってもらえたんです。「じゃあお願いします!」ってことになり在宅で働かせてもらうことになりました。

在宅で仕事しながら、子育ても自分の夢も全部叶える

在宅で仕事しながら


子育ても自分の夢も全部叶える

____在宅で仕事をしてみて良かった点は?

自分の都合に合わせて好きな時間に仕事出来ることはよかったです。

会社は10時からなんで、出勤するとなると、子供たちを保育所に送っていってから一度家に戻り、また時間がきたら家を出るといった感じで効率がよくないのですが、在宅だとそのまま仕事に取り掛かれるので時間を有効活用できています。

主人や子供たちの生活に影響なく仕事できることもよかったです。

____在宅で仕事をしてみて悪かった点は?

自分の都合でいつでも仕事ができるのはいいことでもあるのですが、逆にいつでも出来るので、夜とかでもパソコン開いちゃうこともあるんです。

プライベートと仕事の切り分けをするのがちょっと難しいなって思う事があります。

____最後に萩原さんの夢を聞かせてください。

将来は世界に通用するアーティストになりたいと思っています。

web上で自分の美術館を開きたいとも考えています。そこでグッズとかも作って販売したいので、ホームページの作り方も勉強したいです。

アーティストとしてだけでなく、イラストやロゴ制作などクリエーターも兼業できるようになりたいです。

自分の夢の実現に向けて、今、目の前の仕事に積極的に取り組む姿勢。自分の目指す「アーティスト」という仕事に直接結びつかないとしても、一生懸命に取り組む姿を見ていると、必ず夢を叶えるという一途なまでの情熱と、筋の通った意志を感じます。
夢が叶いますように。。心から応援しています。

撮影・インタビュー・編集

増田 志保
フォトグラファー
1973年徳島生まれ。
株式会社 フォーワンフォトデザイン代表。
「想いを伝えるお手伝い」というコンセプトのもと、中小企業や個人経営のお店向けに、
写真撮影編集、動画撮影編集、WEB デザイン・DTP デザインを行っている。
ポートレート撮影会を年4回開催中。
https://forone-photodesign.com/