制作チーム:若森裕子
勤務歴:2017 年入社
印刷物制作・デザイン担当
キャリア15年の実績を活かし、
冊子・三つ折りパンフレット・名刺などの印刷物制作を任されている。
好きなもの:
趣味:
継続は力なり。何にでも積極的に取り組んできたことで得たもの。
継続は力なり。何にでも積極的に取り組んできたことで得たもの。
____どんな仕事や経験を経て、今に至っているかについて簡単に教えてもらえますか?
独身時代に製版会社に10年、結婚後は本業は別に持ちながら、副業としてネットショップを立ち上げ、贈答用のラーメンや雑貨の小売り事業を7年程やっていました。
その他経理の仕事しながら、会社のチラシを作ったりもしていましたね。何かしらずっとパソコンで作業をするってことを継続していて、今使ってるイラストレーターやフォトショップのアドビソフトは15年くらい使ってます。
____ずっとパソコンを使って仕事をしてきているんですね!
そうですね。仕事以外にも、育児サークルやPTA活動も積極的にやってきました。
その活動していく中で制作するものは全て引き受けていた感じです。
____例えばどんなものを制作してきたんですか?
幼稚園でお揃いのTシャツを作るとなればTシャツのデザインしたり、イベントチラシとか祭りカードなども作っていました。子どもの学校の広報委員をやり、学校のPTA広報誌を作ったり。
制作するものは全てイラストレーターで作っていました。
____いろいろ制作してきたんですね!
何かその中で得たものとか培われたものとかありますか?
役員の皆さんがそれぞれに入れたい情報を持ち寄るのですが、その情報を取りまとめて、どこに何をどのように配置するかという構成力は養われたかなと思います。
チラシのデザインでは、目立つこと・パッと見た時のわかりやすさが大切なのでそこは意識して作っていました。
あとはやっぱり継続してきたことだと思うんですよね。仕事でもそれ以外でも何かしらパソコンには触っていて、ブランクなくやってきたことで忘れることも少なく、次々バージョンがアップするソフトにもついていくことが出来ていたのだと思います。
ひとつひとつは大きな事ではなくても、それをコツコツ続けていくこと。それが大きな力になると思うんです。
伝えたい思いを自由に伝えるというカタチ
伝えたい思いを
自由に伝えるというカタチ
____いろいろ制作物がありますが、何が一番得意ですか?または一番好きなものは何ですか?
冊子を創るのが好き。冊子だとストーリーがあると感じるからです。
パンフレットですと大体詰め込む内容が決まっていますが、冊子だとお客様の伝えたいことを自由にたくさん盛り込むことが出来て、ページ数も制限がないし、様々な表現が出来る。
チラシやパンフレットはスペースが限られてますから。
目的が違うから仕方がないとは思いますが、伝えたいことがたくさんあるお客様のを制作するにはやっぱりパンフレットより冊子の方が楽しいですね。
____お客さんの伝えたいことを余す事なく伝えたいって感じですね!
そうです!お客さんの伝えたいことを余す事なく伝えたい (笑)
あと、冊子の方が取っておいてもらえるっていうのもありますね。パンフレットもある程度は保管してもらえますが、チラシは基本捨てますよね。
治療院でお客さんに説明するための冊子となると、お客様が保管する可能性が高い。家に置いてもらえる、捨てられないっていうのもちょっと魅力的です。
企画・デザイン・編集まで担当。二人三脚で作り上げてきたもの。
企画・デザイン・編集まで担当。
二人三脚で作り上げてきたもの。
____今まで手掛けた制作物の中で、特に思い入れがあるものとかありますか?
個人で制作したものになりますが、以前一緒に働いてた肥川真理子さんのレシピ冊子を作っています。現在は3号まで制作していて今後も続ける予定です。それは結構思い入れがありますね。
企画・デザイン・編集・撮影全てを担当していて、その方のやり方に密着して話を聞き、記事にまとめたり。
一緒に働いていた頃は、イベント時に寝袋持参で一緒に泊まったりする仲良しの方です。近くでその方の熱量を感じてきたので、私も熱が入る感じでした。
____一緒に動いて、一緒に考えて、一緒に形を作っていくって感じですね。
その通りです、そんな感じ!
その人の思いとか考えを身近で感じ、それを形にしていった作品です。
___実際の冊子を拝見しましたが、3 冊それぞれ印象が違って楽しそうですね!
作るのに苦労した点などはありますか?
この冊子に載ってるレシピは、フリーハンド料理と題している通り、肥川さんの経験に基づくものなんです。
ですから、いただいたレシピ通りに作り、肥川さんの味が再現できるかどうか確認するため、まずは自分で実際作ってみることをしていました。
作ってみて「あれ?何か違うな。こういう風にならないな」となることもあるので、その都度肥川さんに確認したりして。
すると「これはこの間にこれくらい寝かして」など付け足しがあることもありました。
肥川さんのレシピをきちんと伝えたかったので、冊子に載せる前には自分で作ってみて再現するということが苦労した点でしょうか。料理が得意なほうではないので(笑)
お客様が伝えたいことを汲み取って形に出来ることが喜び
お客様が伝えたいことを汲み取って
形に出来ることが喜び
____若森さんは、最初から最後まで1人で完結するスタイルが好きだということですが、
メリットという点から考えるとどうですか?
直接ご本人から話を聞けるので、お客様がどうしてそうしたいのか理由がわかるところですね。
目的やコンセプトといった土台の部分がしっかり落とし込めると思います。やっぱり人を挟めば挟むほど、伝言ゲー ムみたいになって、お客様の意図が正確には伝わらなくなる。
でも直接お客様とやり取り出来ると、ニュアンスを汲み取ることができたり、意思疎通できることが多いです。
複数人で作業を受け持つと、1人の負担は小さくなるけれど、それによって少しづつお客様の意図するところからズレてしまうこともありますよね。
そういった面でも、仕事のボリュームは大きくなるけれど、私はお客様と直接やり取りしてくいく中で、自分で汲み取ったことを形として表現していく方が好きですね。
____仕事をしていて何に喜びを感じますか?それは例えばどんな時ですか?
お客様の言葉にならないことを具体的に表現出来た時が嬉しいかな。
「あーこれこれ!こういう風にしたかったんだ」って言ってもらえた瞬間、「よっしゃー!!」ってなる (笑)
お客様の伝えたいことを汲み取り、形にしたものがピタッと合うことに喜びを感じますね。
デザインとは何か?
デザインとは何か?
____最後に、若森さんにとってデザインとは何ですか?
ひと言で言えば、「思いを伝えるツール」です。チラシやパンフレットって、お店のメニューや料金などそれを見る人が知りたい情報を知らせるものでもあるけど、一番は「思い」かなと思っています。
文章や写真を使ってどうデザインするかで伝わり方も違ってきます。お客様が一番伝えたい思い。
それを形にするのがデザインだと思っています。
「デザインとは?」との問いかけに、1秒も考えることなく即答してくれたことに、編集愛を感じました。
普段からそう思っているからこそ答えられる質問ですもんね。さすがです。
撮影・インタビュー・編集
増田 志保
フォトグラファー
1973年徳島生まれ。
株式会社 フォーワンフォトデザイン代表。
「想いを伝えるお手伝い」というコンセプトのもと、中小企業や個人経営のお店向けに、
写真撮影編集、動画撮影編集、WEB デザイン・DTP デザインを行っている。
ポートレート撮影会を年4回開催中。
https://forone-photodesign.com/
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